【書評】国家の命運
先日、運よく著者の「藪中 三十二」先生のお話を少人数で直接伺う機会に恵まれ、1時間半ほど外交について講義を受けました。
元外務次官と思えないほどの、物腰の柔らかな、温厚な感じの話しぶりで、講義に引き込まれました。
本屋に行くと、この本がベストセラーの2位の場所にあって即購入。
190ページと読みやすい分量で、電車の中であっという間に読みきりました。
まだ退官されたばかりで、未だ「公人」としての立場があるからでしょう、主張は柔らかめです。
内容は、外交官の仕事とはどういうものかを、バランスよく、知的で穏やかに綴ってあります。
アメリカ、中国、北朝鮮などのお国柄や、外交担当者とのやりとりは興味深いものがあります。
是非一読下さい。良書。
国家の命運 薮中 三十二 (著)
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