新司法試験、初の合格者減
当初の話とは全く違う方向へ漂流している新司法試験です。
親に全額費用を負担してもらっている人は格別、私のような家族持ちは、傷が大きくなる前に撤退を考えたり、そもそも近づかないほうが賢明ということになりそうです。
朝日新聞より -----------
新司法試験、初の合格者減 合格率は最低の27.6%
法務省は10日、法科大学院修了者を対象とした09年の「新司法試験」の合格者を発表した。
4回目の今年は7392人が受験し、2043人が合格。下落傾向が続いている合格率は、前年の33.0%をさらに下回る過去最低の27.6%で、歯止めがかからなかった。
74校ある法科大学院側は定員削減を進めているが、法曹界には「そもそも大学院数が多すぎる」との声がくすぶっており、統廃合・再編の議論が再燃しそうだ。
新試験の合格者数は「10年ごろに3千人にする」という政府の計画に従い、段階的に増やされてきたが、初めて前年(2065人)を下回った。
同省が今年の目安とした2500~2900人も大きく割り込んだ。「法曹の質の低下」が問題となる中、政権交代によって「3千人計画」が見直されるかどうかも注目される。
発表によると、主に法学部を出た人向けの「既修者コース」(2年制)は合格率が38.7%。
一方、法学を学んでいない人向けの「未修者コース」(3年制)は合格率が18.9%で、初めて1割台に低下した。
既修者と未修者の「合格率格差」は今年も縮まらず、法学以外の専門知識や社会人経験のある多様な人材を受け入れるという司法制度改革の理念から、さらに遠ざかる結果となった。 (以下省略)
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同期にも、三振した人も相当数居て、迷走する制度の被害者とも言えるかもしれません・・・・・・
『司法制度改革の理念』には、私も踊らされました・・・・・・
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