【書評】ヒットの神様

　
ヒットの神様―伝説のマーケッターに学ぶ不況に勝つ知恵
　
　マーケティングと言う言葉が日本に無かった時代に、いかに商品を開発していくかという手法を自力で切り開いた「内田 耀一」氏の遺作。　
　
　故内田耀一氏は、裏方に徹していたため、その名前を知る人はほとんど居ませんが、開発した商品、キャッチフレーズは、我々の世代なら知らない人が居ないような超有名なものばかりです。
　
　
　・板チョコしかなかった時代に、高級感を出した「ハイクラウンチョコレート」
　・チョコが女子供の商品だった時代の「バッカスチョコレート」
　・旅行が１００万円以上もした時代に「JALパック」という廉価パッケージツアー
　・頑固な汚れに「ザブ」　白さと香りの「ニュービーズ」
　・チキンラーメン・出前一丁・カップヌードル
　・レミーマルタン・ジャックダニエル
　・ピンクの小粒「コーラック」
　・痛くない消毒液「マキロン」
　・高級アイスレディーボーデン
　・TDL
　・塗る風邪薬「ヴィックス・ヴェポラッブ」
　
　
　等々、すばらしい実績が紹介されています。
　
　ギランバレー症候群という難病に犯され、昨年なくなったのは非常に残念です。
　
　生前に是非一度お会いして、手ほどき・ヒントを頂きたかったですね・・・・・
　
　一方、こうしてノウハウが本になって、後輩に受け継がれていくことはすばらしいことです。
　
　業種は違えど、物・サービスを売る方は一読する価値があると思います。
　
　　
　
　
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