新人いびり? パワハラの末路
部下に対する強い指導が行き過ぎて、パワハラ認定を受けるケースが増えていますが、「愛の鞭」か「パワハラ」かの線引きは司法の場でも難しい価値判断になることが多い様です。
本件では、明らかに行き過ぎで、退職者の損害賠償が認められそうな案件ですが、その賠償金は地元市民の税金から支払われるということになります・・・・・
J-CASTニュースより------------
新人いびり?で5人退職 松戸市消防局が幹部ら処分
千葉県松戸市消防局で、1万回の腕立て伏せなどのしごきを受けた新人消防士5人が退職していたことが、2009年7月1日に分かった。
同消防局では、同日、当時の企画管理室長ら幹部を含む11人を減給などの処分にしたことを明らかにした。
訓練に参加したのは、05年度採用の消防士10人。
06年3月から2か月間の訓練で、指導職員が、新人にコンクリート上で1時間正座させたり、「ぶっ殺してやる」などの暴言を吐いたりした。
退職を強要されたとする消防士は、休日に呼び出されたうえ、腕立て伏せ1万回を命じられ、ダウンする800回までやらされたという。
退職者のうち4人は4月、松戸市に計1210万円の損害賠償を求める訴えを起こしている
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最近こう言った「理由無きしごき」の話はあまり聞きませんが、最終的には経営者の責任に跳ね返ってきますので、会社を経営する立場の人は「他山の石」として、時々自社の従業員に同様の事例が無いかをチェックする必要があるのではと思います。
自治体は税金で損害賠償しますが、会社は一歩間違うと倒産になってしまいますので・・・・・・
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