【書評】「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?

　
　GW中に、面白そうな書籍を何冊か読んでいます。
　そのうちの一冊。
　
　
　　「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?　～世界一わかりやすい経済の本～
　
　序盤の「論理的思考力」の話や「数学的思考力」の話は、優秀なトップ０．１％以上の人たちには当然の話です。
　（逆に言えば９９．９％の人には相当役に立つ記述であります。詳しくは細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!を読みましょうということでしょうか（笑））
　
　
　第４章、この本のタイトルでもある、「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?の章は、マスコミの支離滅裂な報道を非常に平易に指摘しているところが痛快です。
　　
　日経新聞が、矛盾する二つの記事を書いていることを指摘し、相手を黙らせたとのこと。
　
　ただ、私はこのBLOGで何回も書いていますが、世間の人が思うほど日経新聞の記者等の能力は高くなく（私見では、朝日・毎日・読売・日経の順番か？）この程度の論理矛盾の記事は日常茶飯事ではあるのですが（笑）。
　
　一般的に信じられている
　
　・国民年金は加入すると損をする
　・国民年金の未納者が増えて、制度が破綻する
　・税方式に変更するのは最善の策
　
　などが、全て嘘であることを理論的に図を使って解説しているのは秀逸です。
　
　７３５円なので、そこだけ読むだけでも価値があるのではないでしょうか・・・・・
　
　　
　
　
　　
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