5万人の情報、名簿業者に売却
金融機関で一番怖い、顧客情報の流出が起きたようです。
私がまだ銀行に勤めていた5年以上前から、メモリを刺せないようにUSBポートを潰したり、メールの添付ファイルを止めたりと、いろいろ対策を打っていましたが、あっさりDVDに焼かれてしまうのはちょっと管理が甘いようにおもいます。
時事通信より ------
5万人の情報、名簿業者に売却=148万人分持ち帰り、解雇-三菱UFJ証社員
三菱UFJ証券は8日、システム部の社員が不正に持ち出した約5万人分の個人情報を名簿業者に売却していたことが分かった、と発表した。
同証券は警視庁に通報、告訴の準備を進めるとともに、同日付でこの社員を懲戒解雇した。
個人情報の流出事件としては悪質かつ大規模で、証券業界の信用にも影響を及ぼしそうだ。
同証券では、顧客に無関係の不動産業者などから勧誘が入るケースが3月中旬以降相次いで報告されたため、緊急対策本部を設けて調査した。
その結果、同社員が顧客148万6651人分の情報を自宅に持ち帰り、うち昨年10月から今年1月までに新規口座や投資を一任する「ラップ口座」を開設した4万9159人分を名簿業者3社に売却したことが分かった。
同社員はCD-ROMに情報を焼き付けて持ち出したという。
流出情報には、氏名や住所、電話番号のほか、勤務先や年収区分なども含まれていた。
名簿業者は、不動産業など13社に情報を販売。同証券は名簿業者に情報の使用・販売の中止を約束させるとともに、情報を購入した13社のうち11社からも、情報の使用中止などの約束を取り付けた。売却されなかった分の顧客情報は回収済みで、流出していないことも確認したという。
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最悪の事態は回避したようですが、漏れた顧客にどの程度の補償をするかというのは難しい問題だと思います。
1000円でも5000万円、10000円払ったら5億円の損失になってしまいます。
失われた信用はもっともっと大きいですが・・・・
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