歯科医も不況のようで
私が銀行員だった、10年以上前から歯科医は『儲からない』というのが定説になっていたように思います。
高価な機材のローンを抱えて、夜遅くまで医院を開けている歯医者さんを見たことがありませんか?(特に東京の都市部で)
現在では、『儲からない』から、『廃業』へとステージが上がってきているようです・・・・・・・・
CBニュースより ----------------
都内の保険歯科医院、1日1軒ペースで廃業
東京都内の保険歯科医院が、1日1施設のペースで廃院となっていることが明らかになった。
今年1月1日付の東京歯科保険医協会の会報「東京歯科保険医新聞」によると、2007年度に新規開業した歯科医院は268施設。これに対し、保険診療を廃止した歯科医院は707施設。
357施設の「遡及(そきゅう)」があるが、残り350施設は廃院したとみられている。
【遡及(そきゅう)】
この場合は、保険歯科医院の廃止届を出した日からさかのぼって保険診療報酬を請求すること。保険歯科医院を法人化する場合や、親から子へ経営移譲する場合などに使われる。
同紙によると、都内の歯科医院は01年に1万施設を超え、06年まで微増してきたが、07年に初めて減少した。(以下省略)
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医療費の削減は、わが国の財政から言って急務ですが、どうしても、医師>歯科医師>薬剤師、の力関係で下流の方程しわ寄せが来る構図になっています。
歯科医師の余剰も指摘されており、歯医者さんには今後とも厳しい時代が続くと思われます。
歯学部の学費って無茶苦茶高いのに・・・・・・
こんな真面目な本も読んでいます。内容は、
1.医師不足のからくり
2.努力するものが報われない日本の診療報酬
3.国は一体何をしているのか
4.医療格差の現状と課題
5.患者が日本の病院を見捨てる日
6.公的医療保険でどこまで面倒を見るのか
7.後期高齢者医療制度に必要な3つのヒント
8.まだまだ医療費は削減できる!?
9.医療の「見える化」をめざして
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Comments
医療の現場は、困憊しています。
業界人に謂わせれば、一番の問題は、医師会と医学部の教授連中(権威に飢えた人たち)。
”白い巨塔”は実話に基づいたものです。
これにメスを入れたのが、小泉元総理。
その後、医師会会長は、ころころ変わり。医学部では、医師の研修制度(現行)が始まり。
ある意味、無秩序。いや!無法地帯となってしまったのです。
まあー、イラクと同じですね!
イラクも、今とその前ではどちらが良かったのでしょうか?
やれやれ
Posted by: 薬屋 | January 13, 2009 10:21 PM
レセプトを誤魔化すしかないでしょう~あはは
Posted by: Slash | January 14, 2009 12:31 AM
薬屋さま
いつもコメントありがとうございます。
薬屋さまが、その名の通り薬剤師でしたら、結構大変なのかもしれません・・・・・
少子高齢化は、昔から分かっていたのに、医療費の浪費のツケが回ってきているように思えます。
Posted by: owner | January 14, 2009 02:17 AM
Slash社長
コメントありがとうございます。
建設と違って、医療のセクターは誤魔化すと大変なことに・・・・(笑)
Posted by: owner | January 14, 2009 02:19 AM