【書評】巨大銀行の消滅
長銀関係者の方も何名か、このBLOGをお読み頂いている様なのでちょっとご紹介。
巨大銀行の消滅―長銀「最後の頭取」10年目の証言
弁護士の落合洋司先生BLOGにて紹介されていましたので即購入。
旧長銀の最後の頭取「鈴木恒男」氏が長銀破綻について語っています。
本の中では行政や・政局に飲み込まれた銀行の経営陣の苦悩がよく表現されています。
当時、私も、ディーラー時代末期でしたが、自分の成績に全くならないのにFWD取引で自分の銀行の外貨資金繰を助けていました。
その後の営業店(福岡支店)においては、取り付け騒ぎの収拾、貸し剥がしや預金のお願いで銀行最後の1ヶ月、1兆円を越える資金ショートを避けるために奔走していました。
長銀が一時国有化された平成10年10月23日に、奇しくも出向命令を頂き、破綻処理を行う逆サイドの整理回収機構に2年間お世話になりました。
相当の紆余曲折を経て現在に至るわけですが、過ぎてしまえば相当に苦しかったことも良き経験になっているように思います。
また、多数の、有りえないほど優れた先輩・同僚との繋がりも大きな財産です。
著者の鈴木恒男氏は私の24年先輩で雲の上の人でありますが、2回程小さな飲み会で同席したことがあります。(小さな銀行(笑)なので、平社員が役員に物申すこともありでした)
非常に真面目な方で、真剣に経営について語っていらっしゃったことが記憶にあります。
340ページを超える本ですが、昨日読み出したところ止まらずに、朝までかけて読破してしまいました。
私は、本を読む速度は速い方ですが、4時間くらいかかりました。
今日は凄く眠いですが、読み終わって懐かしくも感慨深いものがあります・・・・・・
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