あれから10年経ちました
私の古巣である、旧株式会社日本長期信用銀行(長銀 現新生銀行)が国有化されたのは、丁度10年前の1998年10月23日でした。
超偶然にも、私は当日付けで辞令を頂き、「整理回収銀行」(現 整理回収機構)へ出向し自分の会社を含む破綻金融機関の処理の仕事をすることになりました。(2年間で100社以上の中小金融機関の破綻処理を行いました)
それから、日本の金融システムはいったん安定し、国有化された長銀・日債銀・東京相和銀行などは、民間に譲渡され再度上場を果たすという流れになりました。
奇しくも、また同じような状況が、世界中で起きております。
10年経ってまたスタートから出直しでは厳しいですね・・・・・・・
某大手新聞社が、長銀破綻後10年の特集を組まれるそうで、実は私も2時間くらいインタビューを受けました。
記事になるかどうかは分かりませんが、楽しみです(笑)
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Comments
私も最後は短期間子会社サービサーに出向になり、そういう事やってました。すぐ希望退職で辞めましたが。
金融監督庁の資料作りと説明、期日が来れば継続出来ないと通告、担保競売、バルクセールの書類作り。
実質破綻へランクダウンするのは、TVで見る将棋で負けて頭下げるシーンみたい?
自分の成績伸ばすために、バブルの時に無理をして融資付きで工場投資やら投資やらやらせて(結局は自己責任ですが)、焦げ付いて、結局はつけを払わされる。
でもそういう人は、とっくに昇進して偉くなってリタイア、責任はいまさら問えず、稟議制度といっても複雑。
いまの証券化して格付けとって、解りにくくして、上手く鞘抜いて儲けて、逃げ得の人とちょっと似てるかも。
Posted by: カツチン | October 24, 2008 09:21 AM
鵲 先生
いつもコメント有難うございます。
私は整理回収機構では財務部と言う所に居て、100を超える破綻金融機関の合算した決算経理を担当していました。
経営に近い所に居たので面白かった記憶があります。
バブルの時の押し込み融資はおっしゃるとおりで、その残骸が全部整理回収機構に来ておりました(笑)
Posted by: owner | October 24, 2008 05:05 PM
あれから10年ですか・・・。
日本長期信用銀行は、私が就職活動中に面接をしていただいた銀行です。当時、アンダーセンコンサルティングが第一志望でしたので、第一志望グループです!と正直に言ったら、「なんでそんなに正直なの?」と言って落とされたました(苦笑)。
その後、大蔵省に出向になり、日本長期信用銀行の破綻を目にしました・・・。私としては、非常に複雑な気分でした。
ただ、この日は、レギュレーターサイドにとっても、思い出深い日です。そのあたりの話は、また、お会いしたときにでも是非。
Posted by: これちゃん | October 24, 2008 09:31 PM
これちゃんさま
コメントありがとうございます。
長銀受けていたんですね(笑)
私も、平成9年と10年は、福岡支店に居て採用面接で九州大学の・・・・(笑)
Posted by: owner | October 25, 2008 01:27 PM