新銀行東京、保証能力に疑問
自己資本比率は、原則として自己資本を総資産で除して出しますが、低リスクの資産は資産を圧縮して計算することが出来ます。
例えば、日本国向けの融資は掛目0%、OECD加盟国金融機関向けの融資は20%、住宅ローンは50%などがその例です。
時事通信より抜粋 ------------
新銀行東京、保証能力に疑問=債権全額をリスク資産に-都内信金
東京都内の一部信用金庫が2008年3月期決算で、新銀行東京から保証を受けた債権の全額を、リスクのある資産として計上したことが13日、分かった。
自己資本比率の算定ルールでは、信用力の高い銀行の保証があれば、債権の2割相当額を計上すればいいとされている。
今回の措置は「異例の扱い」(金融庁)で、信金側が新銀行東京の保証能力に疑問を呈した形だ。
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銀行で自己資本比率を計算していたときに、破綻寸前の信用組合の保証を20%で計算して、逆にAAAの格付けを持っていた、電力やトヨタ自動車の債権を100%で計算するなど、矛盾があると思っていました。
こういった点に見直しが行われると言う話があったのですが、そのまま進捗が無いようです・・・・
このような対応をした信用金庫もどうかと思いますけど・・・・・
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Comments
信用金庫から三下り半を突き付けられたようなものですね。
信用力はウチの方がよほどあると言いたげな。
貸し渋り対策とやらで、急造されたお粗末官製銀行
には、内心強いプライドを持っているのではないでしょうか。
ウチは足でコツコツ顧客開拓し、集金し、社長とフェイス トゥ フェイスで付き合っている。
自動審査システムを使って融資するならネコでもできるとはよく聞く話です。
そうでなくとも新銀行側もプロがプロに突きつけた判断と真摯に受け止めた方がよさそうですね。
Posted by: レブンスター | June 14, 2008 10:21 PM
レブンスターさま
コメントありがとうございます。
今回の件は、プロがプロにというよりも、アマがアマに偉そうに講釈しているように思えるのは私だけでしょうか・・・・・
自己資本比率に与える影響が軽微だから、ちょっと頑張って話題にしてみたようにも見えます。
Posted by: owner | June 15, 2008 02:50 AM