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June 06, 2008

居宅介護事業の赤字幅拡大

 
 きつい・汚い・危険の3K職場といわれる介護現場ですが、削られる補助金と要求される手厚い介護で、経営は非常に厳しいようです。
 
 赤字財政とはいえ、この分野に若いやる気の有る人材を投入すべく、雇用条件の向上を推進していただきたいものであります。
 
   
 時事通信より -------------
 
 居宅介護事業の赤字幅拡大=経営概況調査仮集計-厚労省
 
  厚生労働省は5日、2009年度の介護報酬改定の基礎資料となる07年介護事業経営概況調査の仮集計結果をまとめ、同日の自民党社会保障制度調査会介護委員会に提示した。
 
 在宅サービスのうち、居宅介護支援の利益率はマイナス15.8%の赤字で、04年の前回調査から2.9ポイント悪化。介護事業経営が一層、厳しさを増している実態が浮き彫りとなった。
 (中略)
 介護老人福祉施設などの施設サービス3事業では、4.3-7.7%の黒字だったものの、人件費の伸びなどから利益率は1.0-6.3ポイント減少した。
 
 一方、居宅介護支援事業では職員一人当たりの利用者が減るなどで、収入に対する人件費の割合が100.4%に達して赤字幅が拡大。
 
 地区別では、東京23区内の事業者の利益率がマイナス25.3%と、赤字幅の大きさが目立った。
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 補助金の上乗せが現在議論されているようですが、難しいのは法人に補助金・助成金を出しても、赤字の補填に使われるだけで、従業員に回らない可能性が高いことであります。
 
 何とかひも付きにして、増えた補助金が従業員の給与や福利厚生に回るような仕組みの構築を考えなくては、このままでは介護現場が崩壊してしまいます・・・・・・・・
 
 
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Comments

 大学でも介護福祉士を養成する学科が定員割れで閉鎖という記事を最近見かけました。
 確かに、現場経験者からしても、労働条件も賃金もやりがいだけではカバーできない面が大きいと思います。あとは外国人労働者に頼るしかないのかなぁ・・・と。

Posted by: あかりん | June 07, 2008 10:44 PM

 あかりんさま
 
 コメントありがとうございます。
 
 外国人の大量導入は、人口ピラミッドの是正の意味もあり、考えられる方策です。
 
 一方で、治安の悪化を招くという反対意見も根強く、また自国内の雇用の悪化を招くリスクもあるので難しい問題であります。

Posted by: owner | June 07, 2008 11:31 PM

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