資本不足の滝野川信金 信金中金が２００億円支援へ

　
　日本のマーケットにも多大なる影響を与えている米国発「サブプライム」問題でありますが、ついに経営が立ち行かないであろう金融機関が出てきたようです。
　
　新銀行東京や、複数の信用組合でも同様の資本不足の状況があり、３月末ペイオフ回避の動きが水面下で相当行われているようです（新銀行東京は水面上ですが（笑））。
　　
　
　朝日新聞より抜粋　-----------

　資本不足の滝野川信金　信金中金が２００億円支援へ
　
　米低所得者向け（サブプライム）ローン問題で損失を出した滝野川信用金庫（東京都北区）が１４日、信用金庫の中央金融機関である信金中央金庫に対し、２００億円の資本支援を要請した。
　
　信金中金は資本支援要請を受け入れる方針。サブプライム問題が国内金融機関の経営問題に発展したのは初めて。
　
　滝野川信金は１４日、決算期末の今月３１日を払込日とした２００億円の優先出資証券の募集を開始。信金中金は、この優先出資証券を引き受ける。１９日の理事会で正式に決める方針だ。

　滝野川信金は、保有していた１１７億円分のサブプライム関連商品に加え、サブプライムとは関係のない証券化商品の価値も大幅に下落し、損失が４００億円前後まで拡大。このままだと昨年３月末時点で１１．５４％あった自己資本比率が、国内業務を継続するのに必要な４％を下回る見通しになった
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　この信用金庫の場合は、運用が失敗したわけで本業は大丈夫と踏んでの増資なのでしょうが、本業がうまく行っていない建設系や・朝鮮・韓国系の信用組合などにも、信用組合連合会の増資でつなぐ（あるいは合併＋増資でつなぐ）と言う話が相当数あるようです。
　
　株価急落の折でもあり、この３月でのペイオフは不可能だと思いますが、この危機的状況でもまだ国会が空転していることに、背筋が寒くなります・・・・・・・・・
　
　
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