弁護士希望の修習生 3人に1人が就職難
弁護士って、就職しないでいきなり開業するって言うのは難しいんでしょうか。
司法書士や税理士・社会保険労務士・行政書士などは、いきなり開業という人も結構居るので、どれにでもなれる司法試験合格者は、能力さえあれば何とかなるんではと思ったりもしますが・・・・
東京新聞より -------------
弁護士希望の修習生 3人に1人が就職難 日弁連調査
司法試験に合格し、二〇〇八年中に弁護士登録を希望する司法修習生約二千二百人のうち、八百人ほどが弁護士事務所など就職先をみつけられない恐れがあることが、日本弁護士連合会(日弁連)の調査で分かった。
司法制度改革による合格者急増が理由だが、三人に一人の就職難という数字は関係者に衝撃を与えそうだ。
日弁連は昨年八月から九月にかけ、全国の法律事務所を対象に来年度の求人計画についてアンケートをした。
司法試験に昨年合格し、その後の司法修習を今年中に終了する予定者は二千四百余人。その九割の約二千二百人が弁護士登録をすると予測されている。
ところが、アンケートに基づく推計では来年度の弁護士の求人需要は千四百人。その差、八百人ほどが就職難に直面する懸念が強まった。
同様の求人調査は一昨年も実施され、やはり数百人の求人不足が指摘されたが、その前年は逆に求人数が求職者数を上回っていたため、大半が吸収された。だが、来年度はそうした「持ち越し」もない。
裁判官や検察官も含む法曹人口約二万九千人のうち、弁護士の数は約二万五千人。司法試験の合格者数は九九年には年千人ほどだったが、政府は〇二年三月、司法制度改革審議会の報告を基に司法試験合格者を一〇年までに三千人に増やす計画を閣議決定した。
だが、合格者の質の低下や年収が極めて低い「ワーキングプア・ローヤーズ(法律家)」の存在が注目され、鳩山邦夫法相は先月下旬、一〇年以降の合格者数削減も視野に入れた見直しの検討を明らかにしていた。
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ワーキングプア司法書士や税理士・社会保険労務士・行政書士はたくさん居るわけで(笑)、だからといって合格者を減らしたりしていないですけどね・・・・・・・
不思議な理屈のようにも思います。
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Comments
イソ弁なしでいきなり開業した弁護士、いたと思います。
それにしても、このような記事で、「弁護士になるのはこれからは考えものだぜ」、みたいなネガティブキャンペーンやっている人もいますね。受験生を減らしたいのかな?
Posted by: るみまる | February 04, 2008 05:11 PM
るみまるさま
いつもコメントありがとう御座います。
多分直接開業の人もいると思いますが、超レアケースです。
他士業は、結構な割合で居ますからね・・・
どうしても、ロースクール制度を崩壊させようとネガティブキャンペーンを打っているように思われます・・・・・・
Posted by: owner | February 04, 2008 05:45 PM
おひさしぶりです。
弁護士=高収入という偏った常識も悪いのかと思います。大きな会社の顧問などの“おいしい仕事”がない地方ではまだまだ弁護士不足です。
地方での受任事件は消費者金融からの過払い返還が一段落すると、あとはほとんどが「庶民の小さい紛争」や「弱い立場の方の救済(離婚、DV、認知・・・)」「交通違反などの国選事件」で報酬をもらいたくてももらえないような、いわゆる「たいへんなわりに儲からない仕事」です。(私の勤める事務所も経営苦しいようです。)
こういった“報酬を期待出来ない方の救済”でも一生懸命やれるか?この点が、これからの合格者にとって弁護士としての資質が問われるところだ思いますよー。
今、よその事務所で金銭的理由等で受任してもらえなかった人の法律扶助の申請とかせっせとやってあげていますよー。
Posted by: しか@事務員 | February 06, 2008 09:14 AM
しかさん
コメントありがとう御座います。
ご無沙汰しております。
弁護士が儲からないということは、ロースクールに行って非常に感じたものです。
おっしゃるように未だに、「弁護士=儲かる」のイメージがあり、いろいろ言われますが、現実は厳しいですね・・・・
Posted by: owner | February 06, 2008 06:59 PM
“報酬を期待出来ない方の救済”ですか?
そんなの無理に決まってます。
弁護士である自分が生活できるだけの収入がないんだから。
年俸300万でイソ弁やってる知り合いもいる。
4、5年前はそんなことなかったのに
ここ1、2年でワーキングプア弁護士がゴロゴロ増産。
これが後先顧みない司法改革の成果なんですかね。
Posted by: やまだ | February 07, 2008 09:04 PM
やまださま
コメントありがとう御座います。
弁護士といえども生活がありますから、報酬にならない仕事を受けるのは無理だと思います。
一方で、一般庶民は、正義の味方の幻想があり、無償のサポートを申し込んでくるので質が悪い・・・・
なかなか、難しい問題です。
Posted by: owner | February 08, 2008 10:06 AM