都、400億円追加出資へ(新銀行東京)
金融危機が起こった平成12年頃から、「貸し渋り」と言う現象が起きていました。
それを解消すべく、東京都が作ったのがこの「新銀行東京」であり、木村剛氏が作ったのが「日本振興銀行」であります。
リスクの高い企業へ、そのリスクに見合った金利で貸すと言うのが理念でしたが、不良債権の山となって経営は芳しくないようです。
金融業に素人が手を出すと失敗すると言う典型的な例であります。
時事通信より抜粋 -----------
都、400億円追加出資へ=経営難の新銀行東京に
東京都は14日までに、都が出資し、経営が悪化している新銀行東京(千代田区)に対し、400億円前後を追加出資する方針を固めた。
20日から始まる定例都議会に関連議案を提出する意向だが、議会側の反発も予想される。
同行は資金繰りに苦しむ中小企業を支援するため、石原慎太郎知事の発案で2005年に開業。
都は設立時に1000億円を出資したが、多額の融資焦げ付きが発生。07年9月中間決算で累積赤字は936億円に上っている。
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貸し渋りは、もともと不良債権の初期状態であるⅡ分類債権への引当を、金融庁が多目に積むようにと指導したことから起きたものだと思います。
今まで、返済は出来ずとも、利息だけは返済できていた企業が銀行に借り換えを封じられて、高利融資へ走り破綻する流れの中で出来た銀行ですが、この数字を見るとやはり不良債権を掴んだだけだったのでしょう。
資本金の1000億円が既に溶けている状況で、これも東京都民の税金で賄われると思うと残念です。
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