「強制労働」と未払い賃金求め提訴 熊本
これまでも悪用されることの多かった、「外国人研修・技能実習制度」ですが、ここまでひどいのはあまり聞いたことがありません。
働き手の無い「3K きつい・汚い・危険」仕事に悪用されないよう、監視をしっかりやってもらいたいと思います。
asahi.comより -------------
「強制労働」と未払い賃金求め提訴 中国人実習生 熊本
法務、厚生労働など5省が所管する国際研修協力機構(JITCO)が運営する外国人研修・技能実習制度で来日し、熊本県天草市の縫製工場で実習していた20~23歳の中国人女性4人が6日、「法令違反の過酷な労働を強いられた」として縫製会社やJITCOなどを相手に、未払い賃金や損害賠償計約3600万円の支払いを求める訴訟を熊本地裁に起こした。
パスポートや通帳を取り上げられ、自由に外出することも認められなかったとしており、「強制労働」の実態が問われそうだ。
縫製会社は有限会社「スキール」と、同敷地内の個人事業所「レクサスライク」。いずれも8月末ごろ廃業した。
訴状などによると、4人は中国・山東省の出身。同国内の人材派遣業者にビザの申請費用や片道の交通費含む「保証金」名目で約4万元(約60万円)を支払って06年4月と同7月に来日した。
同県小国町の1次受け入れ機関を通じ、縫製工場に配属されたが、到着直後に経営者にパスポートや預金通帳、印鑑を取り上げられ、その日から働かされたという。
忙しい時期は午前8時から翌午前2時まで働かされ、月1日程度の休日があるだけ。今年8月まで毎月平均130~150時間の残業をしてきた。
しかし、残業手当は同県の最低賃金の半額以下の時給300円で、時間外・休日研修ができないはずの研修1年目から「過酷な就労を強いられた」と主張している。
(中略)
中国人実習生14人のうち5人が8月、工場を逃げ出して天草労働基準監督署に実態を訴え、発覚した。提訴した4人以外はすでに帰国している。
(以下省略)
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労働基準法の中でも最も罰則が重いのがこの『強制労働の禁止』(労基法5条)で、なんと最高懲役10年まであります(同117条)
今時、このような全然の紡績工場のような扱いがあることに、驚きと怒りを感じます・・・・
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Comments
たきもとさま
いつも拝見させて頂いております。
天草(熊本)の件は、事件が発覚した夏頃に
地元のマスコミで、かなり騒がれていました。
余りの醜さに、小生も怒りを覚えた一人です。
実は昨年、玉名あたりでも似たような事件が
あったようです。
熊本県人として、お恥ずかしい限り…
Posted by: K☆ヒロシ | December 06, 2007 11:42 PM
川浪先生
コメント有難うございます。
地元ですねー 嫌な話です。
会社も廃業し、10人泣き寝入りなのもとても腹が立ちます・・・・
Posted by: owner | December 07, 2007 11:55 AM