2025年度社会保障費、最大29兆円不足
わが国では、予算を付けてくれという要求をする人は非常に多いのですが、その財源について深く考える人が少なかったように思います。
借金が限界になってようやく、このような議論が出てくることは非常に残念ですが、一歩前進ともいえなくもありません。
読売新聞より抜粋 --------
2025年度社会保障費、最大29兆円不足…内閣府試算
17日開かれた政府の経済財政諮問会議(議長・福田首相)で、内閣府が、年金、医療、介護の社会保障3分野の給付と負担に関する将来試算を示した。
高齢化で社会保障費が増え続け、国債の利払いなどを含めると、財政健全化に必要な財源が2025年度に8~29兆円程度不足するとした。
不足分をすべて消費税で賄う場合、税率は現在の5%から、8~17%程度になる。
内閣府は条件の異なる複数のシナリオを示した。政府目標で示した最大の歳出削減を実施したうえで、現在の給付水準を維持した場合、国内総生産(GDP)の名目成長率が2・1%程度の低水準にとどまれば、財源不足額は29兆円に達する。
一方、給付水準を引き下げた場合で、成長率が3・2%では不足額は8兆円にとどまると試算している。
消費税を1%引き上げると、約2兆5000億円の財源が工面できることから、不足額をすべて消費税で賄うと仮定すると、税率を3~12%程度引き上げる必要がある。
(以下省略)
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2008年4月から、70歳~74歳の医療費の自己負担が2割になる予定でしたが、これを凍結する(1割負担を維持)方向で国会は動いています。(これだけで1000億円の収入減と言われています)
また、75歳以上の扶養に入っている高齢者からの保険料徴収も、2008年4月から始まる予定でしたが、これも同じく凍結する方向で国会は動いています。(これで400億円の収入減と言われています)
このお金もどこから調達してくるかは、今のところはっきりしていません。
また、若い世代にツケ回しということであれば、到底容認できないと思います・・・・・・・・
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Comments
経済財政諮問会議のお偉方は、労使折半のうち事業主負担を無くすことしか頭にありません。何かにつけて消費税アップを唱えるのも、その一環ですね(苦笑)。
Posted by: tonny | October 18, 2007 11:15 PM
tonny先生
いつもコメント有難う御座います。
バックは、経団連ですからねー(笑)
Posted by: owner | October 19, 2007 01:02 AM