「ねんきん定期便」５万７０００通、本人に届かず

　
　予想されていたことですが、相当数の手続き漏れが出てきました。
　
　自分が会社を辞めて市役所に手続きに行った時（国民年金への変更手続き）に思ったのは、社会保険労務士有資格者でも「面倒くさいので止めようか（未納にするか・・・）」と思う手続きを、多くの人が進んでやるのだろうかということでした。
　
　正社員→正社員　であれば、会社が全部やってくれるので問題ありませんが、フリーターやＮＥＥＴ、自営業になった人たちは、恐らく相当の数の人が、無意識のうちに住所不明・未納の状態になっているのではないかと思います。
　
　時事通信より引用　-----------
　
　「定期便」５万７０００通、本人に届かず
　　　＝年金記録３５歳通知、住所不明－社保庁
　
　社会保険庁は９日、３月から始めた、３５歳を迎える加入者に保険料納付実績などの年金記録を通知する「ねんきん定期便」で、同月から７月までの５カ月間に送付した８３万１４００通のうち、６．９％に相当する５万７０００通が本人に届かず返送されていたことを明らかにした。
　
　「住所変更を本人がきちんと届け出ていないことが原因」（企画課）としている。
　
　また、２００４年から実施している５８歳通知では０６年度、２１４万２６００通のうち８万５００通が本人に届かなかった。　
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　お金を預かって、老後に払うという金融機関的な仕事を、国家が何十年もこれだけずさんな体制で行ってきたことに驚きを感じます。
　
　
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