住宅バブル崩壊 100万軒が差し押さえに
まったく持って日本のバブル崩壊のときの、住専の貸し出し状況に似ているんですが、違うのは国が救済しないで最終投資家が負担することですね・・・・・
毎日新聞より抜粋 ---------------
住宅バブル崩壊 100万軒が差し押さえに
米国のサブプライム住宅ローン(信用度が低い借り手用の融資)が破綻(はたん)し、世界経済を揺るがせている。カリフォルニア州などで住宅バブルがはじけたのがきっかけ。ローン返済が滞り、競売にかけられた住宅数は7月だけで全米で約18万軒。今年末までに100万軒が差し押さえられるという。一体、何が起こったのか--。
サンフランシスコから車で東に2時間、銀行の差し押さえ率全米一のストックトン。市中心部にある裁判所前で始まった競売はわずか5分で終了。約30件の不動産が差し押さえとなった。ブドウ畑に接する新興住宅地では真新しい家に「大幅値下げ」の看板がかかる。
(中略)
地元の不動産ブローカーのルイス・マウーツアさん(37)は「悪質なのはサンフランシスコなどのブローカー」と前置きしたうえで、具体的な取引例を明かしてくれた。「預金も良い仕事も信用もなし、家が欲しい気持ちだけがある、という市民に貸し付けた。完済能力があるのは2割だった」
(中略)
マウーツアさんは「政府は救済のために税金を投入すべきではない。バブルはまた起きる」とみる。調査会社のハウジング・プレディクターによれば、米国人の8割が同意見だそうだ。
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株式市場では楽観的な意見も出ていますが、この状況ではもう一段の株価下落は避けられないようにも思います。
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Comments
こんばんは。
失敗から学ぶことは本当に大事なことですね。
映画でも見た「金融腐蝕列島」を先日今さら小説で読んだりしました。いつの時代も金融機関が公正であることの大事さを思ったりします。
私が小学校高学年の時にバブル崩壊でしたけど、それにしても「バブルな空気」の記憶がありません(笑)。中高の友人は何かそんな雰囲気を感じたと言いますが、自身が"KY"なのか、父親の業種のせいだったのか。。。
Posted by: ぬまっち | September 16, 2007 03:17 AM
ぬまっちさま
いつもコメント有難う御座います。
金融機関に勤務していたものから見ますと、昔は護送船団方式で、利権(旨み)があった見合いに、どんなに赤字の取引でも(例えば10円で通帳カードを作るなど)、原則口座の開設を平等に行っていました。
一方で、極度の自由化が行われ、利権のほとんどが消滅したにもかかわらず、いまだに公正中立・公益性を主張する人が多く、それでは金融機関が立ち行かなくなっているのも実情です。
構造不況業種だと思って、銀行を辞めたのはそのへんに理由の一端があります・・・・・
Posted by: owner | September 17, 2007 03:02 AM