日銀は保有株3.6兆円を10年かけて売却
世界同時株安の状況で、この様な発表がされるのは非常にタイミングが悪いように思います。
5年前の2002年10月から半年をかけて2兆円の株式を市場から買いつけ、株価上昇の足がかりを作った日銀の株式取得でしたが、ここからの利食い売りは、相当のマイナスインパクトをマーケットに与える事になると思われます。
ロイターニュースより抜粋 ---------
日銀は保有株3.6兆円を10年かけて売却、TOBにも応じる方針
日銀は7月31日、金融機関から買い入れた株式の処分方法について、原則として取引所市場での売却により行い、自社株買い要請やTOBにも応じるなどとする指針を発表した。株式売却は2007年10月以降開始する予定。
株式市場に与える影響を極力回避するため、売却時期の分散に配慮しつつ、2017年9月末までに完了する、としている。
日銀は2002年10月に、株価の大幅下落に伴う金融機関の保有株式の価格変動リスクを軽減を促して不良債権処理につなげるために、金融機関が保有する株式を買い入れを始めた。その際、買い入れた株式は2007年9月まで処分を行わないとしていた。
この結果、合計で2兆0180億円の株式を買い入れた。そのうちこれまでに自社株買い要請に応じて売却した分などを差し引くと、2007年3月末時点で日銀が保有する株式は時価で3兆6437億円、含み益は1兆9000億円程度となっている。
(中略)
日銀では法令順守の観点から、売却する個別銘柄について総裁をはじめ役員や審議委員には一切情報を伝えないとしている。また、受託者である信託銀行に日銀からいちいち指図は行わない。
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『2007年9月まで売らない』ということは、『2007年10月から売る』と同義でもないと思うのですが、株価が急落している折のこの発表は、日銀らしいといえば日銀らしいですがどうなんでしょう・・・・・・・
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