弁護士が名義借り取引…暴落後姿消す
最近、弁護士先生の危ないお話が多いように思いますが(朝鮮総連事件の緒方元長官も弁護士)、こういった記事を読むと、弁護士も他の職業と何ら変わらず、普通の人間がやっているんだなということを認識させられます。
読売新聞より抜粋 -----------
OHT株20億損失、弁護士が名義借り取引…暴落後姿消す
電気検査装置メーカー「オー・エイチ・ティー」(OHT、広島県福山市)株の信用取引を巡り、顧客の代金未払いで証券会社に巨額損失が出ている問題で、都内の弁護士らが知人らの名義を借りて株取引をしていたことが3日、わかった。
知人らは5月中旬に株価が暴落した後、証券会社から億単位の代金を請求される事態になっているが、弁護士は暴落直後から行方不明になっている。弁護士らが株価をつり上げる目的で借名口座を使った可能性もあり、証券取引法違反(相場操縦)の疑いも浮上している。
OHT株は、新興企業向けの「東証マザーズ」に上場。大和証券など東京、愛知、大阪の証券会社20社前後に、総額二十数億円の顧客の未払い金があり、多数の証券会社が同一銘柄の取引で損害を被る前代未聞の事態になっている。
借名口座で取引をしていた疑いがあるのは、東京都港区に事務所を構え、企業買収や国際訴訟を専門としていた弁護士(53)。東京や埼玉の中小企業役員や従業員、大手ゼネコン幹部ら10人前後が、弁護士や周辺からの依頼でOHT株取引用の口座を貸したとみられる。中には、株売買の経験がほとんどない知人もいて、証券会社に「弁護士の取引だ」と説明しているという。
知人らの一部は、証券・銀行口座の通帳やキャッシュカードを渡し、10万円程度の現金を受け取っていたことを認め、「弁護士の肩書を信用した」などと話した。自宅や給与を差し押さえられ、自己破産を検討する知人も出ている。
(中略)
OHTの株価は5月中旬に暴落し、2日の終値は20万7000円。弁護士は暴落直後に雇っていた弁護士全員を解雇し、事務所を閉鎖した。事務所関係者は「今は全く連絡がとれない状態だ」と話している。
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記事を読むと、それなりに大きな弁護士事務所だったように思われますが、全員を解雇し姿を消すって・・・・・・・
仕手戦は、ディーラー経験者でも怖くて手が出ません。素人は怖いもの知らずと言う事なのでしょうか、それとも過信?
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Comments
最近は「誤魔化そう」とする事件が多いですね。何が根底にあるのでしょうか。
キレイ事を言っても、所詮人間…そういう心理に陥ることはあるのかもしれませんが、こんな事件ばかりだと、今度は何もかも信用できなくってくるのが寂しいです。
Posted by: 萩原 | July 04, 2007 04:34 PM
萩原さま
いつもコメントありがとうございます。
昔は、銀行員や学校の先生・弁護士・公務員などは悪いことをしない、といった安心感があったように思いますが、今ではそのような都市伝説?は微塵も無いようで、悲しい限りです。
Posted by: owner | July 04, 2007 05:26 PM
椿総合法律事務所でしたっけ?
仕手戦には参加してましたー(笑)
Posted by: らく | July 05, 2007 12:28 PM
らく先生
いつもコメントありがとう御座います。
このBLOGにもそれっぽい事が書いてありますね。
http://kabushiki-blog.com/article/46552579.html
仕手戦に参加する勇気と資金力は尊敬申し上げます(笑)
Posted by: owner | July 05, 2007 02:21 PM