年金支給漏れ問題迷走中
今最大の話題になっている、宙に浮いた5000万件の年金記録の問題ですが、首相が、1年以内の全件調査という、予算も人員の裏付けも無い約束をしてしまった事は後に禍根を残しそうです。
毎日新聞より抜粋 --------------
<年金支給漏れ>
政府、矢継ぎ早に対策 逆に混乱ぶり露呈
夏の参院選を控え、年金支給漏れ問題への国民の不信におびえる政府・与党は、宙に浮く納付記録5000万件の全件調査など対策を矢継ぎ早に打ち出した。しかし、急ごしらえとあって、逆に混乱ぶりをさらけ出す結果ともなっている。9日夕に主要国首脳会議(サミット)から帰国した安倍晋三首相には難題が待ち受けている。
政府がドタバタで決めたのは、膨大な手間と予算の確保のメドも立たないまま公表した全件調査だけではない。4時間の審議だけで衆院を通過させた年金時効停止特別措置法案も同様だ。
政府は「最低950億円の給付が必要」との推計を公表したが、自ら記録の訂正を申し出た人の抽出調査に基づく。自分の記録に関心を持つ人が増えれば、給付額は膨らむことが予想される。それでも厚生労働省は「年金財政への影響は分からない」と言うばかりだ
(以下省略)
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これを受けて、開業している社労士にも影響が出ています。電話相談の応援や、日中(或いは休日)の対応の応援を頼まれている人もいるようです。
この様な行政協力は、社労士会での役員になるときには評価される物ですが、報酬はアルバイト並で、個人事業主として受任するのは不可能な水準で有ります。
こんな事を書いている私には、恐らく応援の話しは来ないでしょうが(笑)
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Comments
7日のY新聞に小さな記事で、『全国2万か所の
社会保険労務士事務所で無料相談を受け付ける。』
とあり、社会保険労務士連合会から発表された内容
のものと思われますが、この数は、開業登録されて
いる社労士の人数とほぼ同じだと思うのですが、
どうなんでしょうか?
本当なら、日常業務で年金以外の業務を主として
取扱されている社労士事務所は、大変ですね。
Posted by: たっくん | June 10, 2007 01:07 AM
テレビをつけても、新聞開いても
ホントに毎日のように「年金」大騒ぎ!
私も次の日記で書こうと思っていたら
たきもとさんのタイトル!!
思わず飛んで参りました!
こんなに慌てて政府が対策を練っているのは
やっぱり7月の選挙のため??
でも付け焼刃のようなコメントをするほど
どんどん不利な状態を作っているような。
こういう時だからこそ
少々時間がかかっても
国民が安心する対策をとって欲しいし
過度なマスコミの反応も
ちょっと問題じゃないかな?とおもいます。
Posted by: maffy0314 | June 10, 2007 06:36 AM
確かに… 社保への出務要請が、社保局長から単会来ておりますが、出務の時間給、源泉控除するとスーパーのパートの深夜業並の金額です(笑)
受け入れ態勢もできないのに発表しちゃうからこのようなことになると思うのは私だけでしょうか?
時効を撤廃しちゃったから、後は、体制を整えてから発表すべきだったと思います。
連合会の会長も 交渉中をアピールしていました。
Posted by: おきらく社労士 | June 10, 2007 07:35 AM
たっくんさま
コメントありがとうございます。
私も一応開業ですが(笑)、無料で年金相談なんて考えたこともありません・・・・・
maffyさま
いつもコメントありがとうございます。
選挙対策で、与党・野党ともに迷走しているようです。もうちょっと、実のある議論をして頂きたいものです。
佐々木先生
大阪では、早い動きのようですね。
東京では(私だけかもしれませんが)何らのアクションも今のところ無いようです。
Posted by: owner | June 11, 2007 09:01 AM