厚生年金未加入問題
厚生年金の未加入が問題になっています。しかし、この制度、『強制加入』といいながら、ちょっと変な制度でもあります。
日経新聞より抜粋 ------------------
全国の事業所、3割が厚生年金未加入・総務省
厚生年金への加入義務のある事業所のうち約3割に当たる約63万―70万事業所が加入手続きをとっておらず、将来年金を受け取れないおそれのある従業員が約267万人にのぼると推計されることが15日、明らかになった。総務省の行政評価・監視結果で判明した。事業所の厚生年金未加入は国民年金の未納問題とともにかねて指摘されていたが、空洞化が鮮明になった格好で、改革議論に拍車がかかりそうだ。
竹中平蔵総務相は同日、首相官邸で川崎二郎厚生労働相に実態を正確に把握できるシステムの構築などを勧告した。
厚生年金はすべての法人事業所と従業員5人以上の個人事業所に加入義務がある。保険料は労使折半のため、負担を嫌う小規模事業所の加入逃れが問題となっているが、新規開業や廃業などの動きが激しく、全体像を把握するのは困難なのが実情だ。
(以下省略)
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今、クライアントの厚生年金・健康保険の加入の手続きを進めているのですが、そろえる資料が膨大で、その資料の大部分が今後の保険料支払を担保するような書類が占めています。
つまり、強制加入といいながら、『保険料が非常に高いので、払えない人は延滞するだけなので加入させない』ような仕組みになっています。そこに制度の矛盾があるわけで、『加入させろ』と大臣が号令を掛けるだけでは何ら進展しないのではないかと思います。
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