パチンコ屋と上場
パチンコ屋は現状のルールでは、上場出来ないんですね、知りませんでした。
京都のほうには1兆円を超える売り上げの会社もあると聞いていますが、透明な経営を推進するには、上場を認めたほうが効果的のように思えます。
ASAHICOMより抜粋 ---------------
パチンコ店業界、株式上場不発 ジャスダックが申請却下
パチンコホールは株式上場できません――。
パチンコ店チェーンから上場申請を受けたジャスダック証券取引所は28日までに、上場を認めないことを決めた。出玉の景品を換金する業界慣行の合法性があいまいなため、投資家保護を果たせないと判断した。各地の証券取引所もこれと同じ対応をするとみられ、上場による資金調達とイメージアップを望むパチンコ業界にとって厳しい結論になった。
上場申請をしていたのは首都圏に約30店舗を展開する業界準大手。昨年12月に申請したが、ジャスダックは業績などではなく、「三店方式」と呼ばれる業界独自の換金方式を問題視した。
パチンコの営業は、刑法が禁じる賭博への抵触を避けるため、客に現金や有価証券を渡すことは認められていない。ただ実際には、(1)客が店内で景品を受け取る(2)客は店外の景品買い取り所で換金(3)景品は問屋を経由して再びホールに戻る――という手法で、客の9割以上が換金しているという。
警察庁は、ホール、買い取り所、問屋が別経営であれば「直ちに違法とはいえない」との見解を示すが、「合法」とのお墨付きも与えていない。パチンコ機器やプリペイドカードシステムなど周辺産業が相次いで上場する中、ホール業界だけは取り残されていた。
業界は上場で社会的地位を向上させようと、大手数社が05年、弁護士や公認会計士を集めて専門の監査機関を設立し、経営内容を外部から見えやすくする取り組みをしてきた。今回、申請却下された企業はこの機関の審査を受けて上場申請した最初の会社だった。今回の決定について「何もコメントすることはない」としている。
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何だか不当差別のような気もしますね・・・・・。
消費者金融も、上場の時には生みの苦しみのようなものがあったと記憶していますが、個人的には何らかの条件付でパチンコ屋にも門戸を開いても良いのでは、と思っています。
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Comments
私も差別のような気がします。どこかのブログに書かれていましたが、警察(行政)の裁量の幅が大きすぎて、リスク管理ができないから、申請が却下されたのではないかと書いてありました。要するに利権が大きく絡んできてるから、却下されたのでしょう。
Posted by: へっぽこ猫 | May 08, 2006 10:27 AM
へっぽこ猫様
コメントありがとう御座います。
弁護士の先生も、賛成派と反対派に分かれているようです。
換金システムについては、認めてあげても良いと思うのですが(個人的見解ですが・・)
Posted by: owner | May 08, 2006 10:52 AM
警察庁のコメントも微妙ですよね。ノーではない、という言い方をしていますがイエスでもないとの言い方ととれます。
換金システムそのものがもやは世間一般では常識的な対応となっているのに、現状の法制面が全く追いついていないことを反映している典型的な例ではないでしょうか?
後は従来のパチンコと違い、あまりに投機的な機器が一時出回り社会問題化したことも遠因かもしれません。
Posted by: マエマエ | May 09, 2006 12:59 AM
マエマエさま
換金システムは、少なくとも私が生まれた頃(40年前)からグレーだが合法ということで、現在に至っています。
黙認ではなくて、立法で解決してもらえれば、上場の可能性も出てくるということなのでしょうが、それはあまりにも遠すぎる道のりですね・・・・
Posted by: owner | May 09, 2006 06:47 PM