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April 18, 2006

「グレーゾーン金利」廃止方向で検討

 サラ金(消費者金融)の規制について、やっと政府も重い腰を上げたようです。

 消費者金融業の会社は、利益も厚く、恐らく自民党にも多額の献金をしていたと思われますが、さすがに高まる世論の中で、経営根幹を揺るがすような法改正がなされるかもしれません。

 毎日新聞より抜粋 ---------------

 与謝野金融担当相 「グレーゾーン金利」廃止方向で検討へ

 与謝野馨金融・経済財政担当相は18日、閣議後の会見で、利息制限法の上限金利(年15~20%)と、出資法の上限金利(同29.2%)との間にある「グレーゾーン(灰色)金利」について、廃止する方向で検討に入る方針を明らかにした。与謝野金融担当相は「最高裁が判例で一定の考え方を示した以上、行政府、立法府とも真剣に考える義務がある」と述べ、近く金融庁と法務省で法改正に向けた協議に入ると表明した。今後は、一本化する上限金利の水準が議論の焦点になる。

 グレーゾーン金利を巡っては、金融庁の「貸金業制度等に関する懇談会」が、「廃止の方向が望ましい」とする中間提言を21日にまとめる見通し。一本化する上限金利の水準に関しては、(1)利息制限法に合わせる(2)出資法に合わせる(3)中間的な水準――の3案を併記する。

 同懇談会は、提言を自民党金融調査会(金子一義会長)に報告し、その後は政治の場で法改正に向けた議論を深める。

 利息制限法の上限金利を超えた「超過利息」は、出資法の上限内で借り手が任意で支払うなどの条件を満たせば、有効とされるため、消費者金融は主にこのグレーゾーン金利で貸し出している。しかし、最高裁が1月に「一括弁済規定のある契約では超過利息は受け取れない」との判断を示したことを受け、同懇談会は消費者保護の観点からグレーゾーンについて議論を進めていた。

 懇談会の提言には、多重債務者問題の解決に向け、貸付額と金利、期間についての規制に加えて、貸金業への参入規制などの規制強化策も盛り込まれる。

 以下省略
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 下記記事に対するコメントで、福岡の弁護士でいらっしゃる「ろぼっと軽ジKさま」より、上限金利についての纏めのページを紹介いただきました。


 残念ながら、私の提唱する変動金利上限制は議題にも載っていないようですが(笑)、それはさておき、やりたい放題の闇金に対しては、早急に網を掛ける法改正が望まれます。

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