有効求人倍率 13年ぶり1倍台に回復
労働関係ネタです。
有効求人倍率とは、求職者1人に対し、何社の就職先があるかを示す数値です。公共職業安定所(ハローワーク)に申し込まれている企業の有効求人数で集計されます。倍率が1.00なら求職者と求人数が同数で、理論上は求職者全員が仕事に就けることになります。求人数が求職者を上回れば有効求人倍率は1を超えて就職が易しくなるのに対し、1を割り込めば就職が難しくなります。
毎日新聞ニュースより抜粋 -----------
<有効求人倍率>13年ぶり1倍台に回復
正社員なお低調
05年12月の有効求人倍率が1.00倍になり、92年9月以来13年ぶりに1倍台に回復した。ただ、雇用調整をしやすいパート、派遣ら非正社員の求人の伸びに支えられており、正社員になれる人とそうでない人の格差の広がりをうかがわせる。
地域間格差の拡大傾向も顕著なうえ、92年には2.2%だった完全失業率は2倍の4.4%で、労働市場の需給のズレも示した。政府は「雇用環境の改善が裏づけられた」と評価するが、同時に「影」の部分も浮き彫りにする結果と言えそうだ。
◇地域間格差は拡大
「きめ細かな改革と同時に、きめ細かな政策をしてきた結果だ」
安倍晋三官房長官は31日、厚生労働省が有効求人倍率を発表した直後の記者会見で、「1倍回復」をめぐって政府の政策を自画自賛した。
しかし、1.00の内訳を見ると、胸を張ってばかりはいられない。非正社員が1.58倍に対し、正社員0.65倍。つまり正社員は、求職者1人につき0.65社分の採用枠しかない。
(以下略)
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「失われた10年」と言われる不景気の長期化を受けて、ここ13年間、有効求人倍率は1倍を割っていたのですが、ようやく1倍になったようです。
しかし、その内容はお寒いもので、パートの求人が増えただけで、正社員の枠は相変わらず非常に厳しいようです。さらに言えば、雇用のミスマッチもあるわけで、実際は正社員の椅子は3倍程度の競争率なのではと思われます。
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