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January 02, 2006

景気回復!?

 さすがにこれだけ企業業績と株価が回復してくれば、ほぼ全員が「景気回復」を認識するとは思いますが、人件費を圧縮した上での増益が大半を占める中、家計の感じる景気回復と、経営者の感じる景気回復には微妙な温度差があるようにも思います。

 読売新聞より抜粋 --------------

 主要30社トップ、全員が「景気回復」認識

 読売新聞社は、主要企業30社のトップを対象に「新春・景気アンケート」を実施した。

 景気の現状について、既に「本格的な回復軌道に乗っている」と見ている経営者が3人いたほか、「本格回復に向けて緩やかな回復が続いている」との回答が25人に上った。

 「回復局面だが、足取りは重い」とした2人も含めると、30人全員が「景気回復」を認識しており、7割を超える経営者が足踏み状態とした1年前の調査から様変わりした。

 2006年末の景気の見通しも、6人が「本格的な回復状態」、19人が「緩やかな回復が続く」と答えるなど、計29人が回復は続いていると見ている。

 日本経済の大きな課題になっているデフレからの脱却時期については、「06年前半」が16人、「06年後半」が13人となり、計29人が06年中の脱却を予想した。ただ、日本銀行が金融の量的緩和策を解除する時期は、「06年前半」が11人だったのに対し、「06年後半」が16人になった。

 (以下略)
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 日銀の量的緩和の解除のタイミングは本当に難しいと思います。1995年に、まだ回復途上の状況で金融引き締めを行い、それから失われた10年(15年)へ突入した大失敗の轍を踏まないように、日銀は適切な金融調節をして欲しいと思います(アメリカのグリンスパン氏のように)。

 そして、間抜けな政治家の圧力には屈しないで欲しい。必要があれば機動的に金利を上げる事もして欲しい。

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