ジェイコムショック(その後)
昨日も書きましたが、ジェイコムの空売り問題は通常の方法では解決が出来そうにも無く、異例の処理を行う事になりそうです。それにしても買戻し価格(現金の支払い)はどのくらいの水準に決まるのかが問題です。金額が安いと、相手方が飲まない可能性もあり、高くしては損失がさらに拡大するということになり、まだ紆余曲折がありそうです。
読売新聞より抜粋 -------------------------
みずほ証券の誤発注、現金で強制決済へ
みずほ証券が8日に起こした総合人材サービス業、ジェイコム株(マザーズ市場上場)の大規模な誤発注問題で、みずほ証券と東京証券取引所は9日、誤発注に応じた買い手の投資家に対し、取得価格に一定金額を上乗せした現金を支払う方向で最終調整に入った。
決済日となる13日にも正式に決める。他の株主から株を借りて買い手に渡したりする方法は時間がかかり、株式市場への信頼低下が長期化するため、投資家に事実上、選択の余地を与えずに強制的に決済する異例の措置をとる方向だ。
最終的な支払価格は、株式売買の決済保証を管理する公的機関の日本証券クリアリング機構が決める。同機構は天変地異や株券の不足が生じて決済が難しくなったときは、強制的に決済ルールを変更できる。
今回の誤発注では、ジェイコムの発行済み株式総数の7倍にあたる10万株に買い手が付いたとみられる。投資家の取得価格は8日の最安値の57万2000円から最高値の77万2000円だが、多くは初値の67万2000円より低い価格で購入した模様だ。
ジェイコムの発行済み株式数は1万4500株で、うち市場に出回っているのは3000株程度しかない。みずほ証券が決済日の13日までに、すべての買い手に株券を渡すのは不可能だ。投資家の要望を聞くなどしていると時間がかかり、9日に取引を停止したジェイコム株の取引再開が遅れる可能性もある。
このため今回のケースでは取得価格に一定額を上乗せし、一律に現金を渡す方向で調整が進むことになった。
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マーケットでは、誤発注の損失は全額自己責任というルールがありますが、今回はその外を行くわけで、外資系証券会社がそれを飲むかどうか、金融監督庁が押し込むのかどうかが注目されます。
今日は奇しくも、元みずほ証券にいた大学同期と、みずほCBにいる同期と3人で飲んできました。話題はこのネタばっかりでした(笑)
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