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September 16, 2005

無年金訴訟

 高等裁判所では、東京に続く2例目の逆転敗訴です。原告の気持ちは分かりますが、保険に加入せずに事故に遭って、加入したことにしてもらって保険金を受け取ると言うのは保険制度の趣旨から行って無理があると思います。もちろん、制度が複雑すぎて、加入手続きや加入すべきかどうかが分かり辛いという点に問題はありますが、それでも原告の主張は通らないと裁判所は判断したのでしょう。

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 時事通信より抜粋----------------------
 無年金訴訟、また逆転敗訴
 「違憲」の1審取り消し-国の責任認めず・東京高裁

 20歳を過ぎた学生の国民年金加入が任意だった時代に、未加入のまま事故で重度の障害を負い、障害基礎年金の支給を拒否された男性2人が、国を相手に不支給決定の取り消しと損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(鬼頭季郎裁判長)は15日、国の措置を違憲として計1400万円の支払いを命じた1審新潟地裁判決を取り消し、請求をすべて棄却した。原告側は上告する方針。
 同種訴訟は全国9地裁に起こされ、1審では東京、新潟、広島の3地裁で違憲判決が言い渡された。高裁判決は今年3月の東京高裁に次ぎ2例目。いずれも原告側の逆転敗訴となった。 
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 かく言う私も、学生時代に年金を払っていたのか、それとも納付特例になっていたかはよく分かりません。社労士の勉強をしてはじめて、障害年金の重要さに気づきました。ロースクールの学生で、未納のままの人がたまにいますが、学生納付特例の手続きは必ずすべきだと思います。そうすれば、納付は免除されたままで、障害になった時の障害基礎年金の給付が受けられますので。

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