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July 10, 2005

アスベスト(石綿)被害

 大手メーカーのクボタが、アスベスト(石綿)が原因と見られる疾病で死亡した人がいると発表してから、続々と各社から過去の石綿の製造による健康被害の報告及びそれに関する取組みが発表されています。

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 社労士の勉強を始めたころ、労働安全衛生法という全くなじみの無い科目が、労働基準法に続いて2番目に出てきます。科目もなじみが無いのですが、その中の化学製品の名称はさらになじみの無いもので、それを丸暗記させられます(笑)

 製造等の禁止(法55条)黄りんマツチ、ベンジジン、ベンジジンを含有する製剤その他の労働者に重度の健康障害を生ずる物で、政令で定めるものは、製造し、輸入し、譲渡し、提供し、又は使用してはならない。

 この、政令で定めるものの中に、アモサイト(青石綿)・クロシドライト(茶石綿)という物質が入っていて、これにより製造は禁止されています。

 石綿(アスベスト)の人への発がん性が判明してきたのは1970年代のことです。それ以来、WHOはじめ諸機関では石綿の使用制限から使用禁止へと移行してきました。それに伴い、日本でも1995年には労働安全衛生法施行令を改正しアモサイトとクロシドライトを1%以上含有する製品の製造、輸入、使用(試験研究を除く)を禁止しました。また、2004年秋にはクリソタイル(白石綿)を1%以上含有する指定10種類の石綿含有製品に関しても使用禁止が施行されています。

 石綿(アスベスト)は、その繊維が極めて細く、容易に空中に浮遊します。このため、人が呼吸器から吸入しやすいという特質を持っています。
 また、通常の環境条件下では半永久的に分解、変質しないこと及び地表に沈降したものでも容易に再度粉じんとして空中に飛散するため、環境蓄積性が高い点で、他の汚染物質と異なる面をもっています。

 日本の対応のまずい点は、石綿に変わる適当な物質が無かったためか、他国の禁止に相当遅れて製造を禁止したことです。それにより、未だに建物や水道管などには大量に石綿が残ったままで、解体時のリスクを未だに背負っています。
 そしてもう一つ、他国が既に禁止しているクリソタイル(白石綿)は、ようやく2004年になって禁止したということで、こちらのリスクは本当に身近なものです。

 私が子供の頃は科学の実験で、石綿が付いた金網を使ってフラスコを熱したりしていて、普通に石綿をさわっていました。また、水道管の凍結防止に、石綿が水道管に巻きつけられていたような記憶もあります。

 そんなにしょっちゅう、さわっていなかったので、さしたる影響は無いのかもしれませんが、潜伏期間が30年とも40年とも言われるこの有害物質は本当に厄介なものだと思います。

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「社会保険労務士」カテゴリの記事

Comments

たきさま、ちは。確かに石綿触ってた~。ぎょぎょ。。そういえば、「免除レベル」を「放射線障害防止法」に取り入れる法案が5月25日国会で可決されたとかで、普通のゴミとして放射能ごみを出すって、恐ろしい。かよわい私は少量でも死むー。

Posted by: フミネム | July 10, 2005 at 11:59 PM

 フミネムさま
 コメントありがとうございます。
 石綿触ってただけで、歳バレですね(笑)
 フミネムさんは大丈夫です、きっと長生きします。
 だって皆に「長生きするよー」って言われてますもん(笑)

Posted by: owner | July 11, 2005 at 12:08 AM

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