裁判官の過労死
YAHOOニュースより抜粋(昨日6月11日)
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大阪高裁刑事部判事平沢雄二さん=当時(53)=が2003年に自殺したのは、仕事による極度の精神的、肉体的疲労が原因だとして、妻の寿枝さん(52)が公務上災害認定を申請していたのに対し、最高裁は10日までに「公務上災害ではない」と認定した。
寿枝さんは、認定を不服として最高裁に審査を申し立てるかどうか検討するという。最高裁は公務外認定通知書で、平沢さんが自殺する前にうつ病などの精神疾患を発症していた可能性を指摘したものの「公務との因果関係は認められない」と判断した。
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前回の任官拒否もそうでしたが、最高裁が管理する立場であるのに、最高裁に審査請求しても認められる可能性は殆どなさそうです。亡くなった裁判官は、月に190時間残業をされていたそうです。しかし殆どの裁判官が多かれ少なかれ残業地獄であるようなので、「前例を作るわけには行かない。」という判断がいかにも働きそうな案件だと思います。
私が銀行員だったころは、月150時間程度の残業はざらでした。(勿論無給) 銀行員時代に、給料が良いとかよく言われましたが、それなりに優秀な人がこれだけの時間働いて、病気になるリスクを負ってまでやっているので、あまり軽々にそんな発言はして欲しくないと思った記憶があります。(あえて反論はしませんでしたが)
学校では、若い方は渉外弁護士事務所や、裁判官・検察庁を目指していらっしゃるという話もよく聞きますが、実態はこんな感じだと覚悟して進まれるのが良いのではと思います。結構疲れますよ(笑)
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