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December 12, 2004

刑事訴訟法

 たまには勉強ネタも(笑)

 刑事訴訟法の先生は、右側の基本書の著者でもある田口守一教授です。著者から直接教えを受けるのは本当にありがたい事です。
 刑事訴訟法は「真実の発見」と「個人の人権保障」の2つのバランスがいつも問題になり、そこが一番重要な判断の基準になるところです。そして、実務(いわゆる検察や警察)では、どうしても「真実の発見」に軸足があり、逆に研究者の説では、どちらかと言えば「個人の人権保障」に軸足があるようです。
 例えば、注射の跡が腕に沢山あるような、覚せい剤自己使用の疑いの強い被疑者の靴下が膨らんでいて、いかにもクスリを隠していそうな場合でも、「個人の人権保障」の立場からは、それを強引に取ってはいけない、と言うような結論になります。最初、教科書を読んでいたときは、これを厳格に守っていたら、犯人なんて絶対つかまえられないと思ったりしていましたが、教授のお話を聞くと、本では原則が書いてあるけれど勿論実務の事も十分配慮されているバランスの取れた先生だったので、お話を納得して聞くことが出来ました。
 判例は、かなり違法な捜査でも、違法収集証拠の証拠能力を否定しません(救済判決とか言われる)。それが行き過ぎると、過去の過ちを繰り返すことにもなりかねないので、学者が一定の歯止めをするような説を協力に主張する事は、実は重要な事では無いかと思います。

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